丹後地酒まつり「地酒だョ!全員酒合」 2011.10.20 天橋立ホテル
「お酒と食」を合わせて驚きの旨さ!
旨い日本酒ほど、単体で呑むのはもったいない!
京都府北部・丹後地方には、カニやブリ、ばらずし、丹後産コシヒカリなど豊かな食がありますが、そこに「丹後の地酒」をマッチングさせることでさらに旨さを倍増させることができます。
この丹後地酒まつりは、数千年前から受け継がれてきた丹後の文化である「日本酒」と、丹後の食を合わせて楽しむ事ができるイベントとして内外から注目を集めました。
丹後の地酒の特徴は「個性豊か」。まさに蔵ごとに全く味が違うので、丹後というひとくくりにするのが難しいのですが、逆にいうとあらゆる食とのマッチングを楽しめるということでもあります。
このイベントは、単に旨いかどうかといった表面的なコンセプトではなく、食文化の再融合を図るための第一歩として行われたものです。
コンセプト
こういった記録映像は、ほぼシナリオがない状態で撮影するため、多くの場合「ただのイメージ映像」になってしまいます。それでは意味やメッセージが伝わりません。このため今回の映像は「ラジオ番組に映像がついているイメージ」という制作コンセプトで望みました。ラジオ番組として成立するトークの雰囲気を意識しつつ、映像の直接的な視覚情報と合わせて伝える手法です。
またこの映像はエンターテイメントではなく、町おこしの事業の記録として、また私の住む丹後地方の事業者や、町おこしの関係者に見られることを想定して制作しています。
それはなぜか?ですが、私は「外部に向けて情報発信をするまえに、まず足下から」と考えているためです。私自身を含め、丹後の風土・文化を正確に把握していないにもかかわらず「地元には何も無い」と言うのは早いからです。ですが、残念ながらそのようにおっしゃる方が多いようです。
日本酒に関してもそうで、単にイメージだけで古くさいと判断してしまったり、1回しか呑んだことがないのに「日本酒はまずい」と決めつけるのは早すぎるということです。このため、映像の中には「食と酒を合わせる」という中心的コンセプトを繰り返し挿入しています。
ただし、この1回のイベントだけで何かが変わるかというと、そうは思えません。信念を持ち、根強く続けていくことが大切だと感じています。
仕様
民生用のビデオカメラ+Apple Final cut pro、Apple Motion、Apple Soundtrack proで制作。この通り、特別な機材は利用していません。