
鍼灸師 西尾竜一様 名刺制作
鍼灸という歴史ある治療法を軸に、東洋医学等の様々な知識・経験を組み合わせて患者様の治療する若き鍼灸師、西尾竜一様の名刺制作案件です。
西尾様が手掛ける鍼灸は、通常通り鍼を刺して治療するものあれば、釘のような鍼を当てるだけで治療するものまで様々。なんと、体バランスの傾きをたって3分で調整してしまうことも。また治療だけでなく、美容鍼灸によって女性の美しさにも貢献できる技術もお持ちです。
本案件のご要望は「一度受け取ったら忘れられない名刺が欲しい」というものでした。私たちはそのオーダーを受け、いかに特徴を印象づけるか?を徹底的に考えました。
人や会社の特徴を印象に残す場合、単にインパクトを追求するだけでは実は簡単に忘れ去られてしまいます。ポイントは「その人らしさ」と「インパクト」を両立させること。西尾様にヒアリングさせていただいたところ、「笑うと目がなくなる、とよく言われる」というお話を伺いました。私たちはこの特徴をデフォルメし、印象づけるためにイラストを活用しようと考えました。
そこで出てきた発想が、「ザウルス」という発想。アラレちゃんのガッチャンみたいな、可愛らしい、それでいてちょっとシュールなザウルスで表現しようという発想です。しかしただのザウルスでは、「らしさ」が表現できません。このため、笑うと目がなくなるという特徴をクローズアップし、このザウルスのネーミングを「ハリメザウルス」としたのです。つまり、針のように、笑うと無くなってしまう目です。
ところで、ザウルスという発想は、実は脈絡なく生まれてきたものでした。ですが、後で分かったことによると、西尾様の下のお名前に「竜」という文字が。ザウルスという発想は、無意識のうちにこの「竜」の文字を認識していたのかもしれません。