
丹後とり貝 観音折りパンフレット制作
京都府北部丹後地方の高級食材「丹後とり貝」のブランディング企画、ロゴ制作を歴ての、パンフレットおよびパッケージの制作案件です。
丹後とり貝は大型肉厚で、独特の甘みが特徴。通常のとり貝とは一線を画すブランド食材として知られています。
以下パンフレットより抜粋
丹後とり貝育成の研究は、昭和40年代から府研究機関と漁師が協力し、試行錯誤が繰り返されました。長きに渡り適した育成方法の技術開発が進められた結果、濾過材「アンスラサイト」をコンテナに敷き詰め、海の中層に吊るす技術を確立。大型トリガイの育成に成功しました。その技術を学んだ漁師たちは、1ケース30キロあるコンテナを海から引き上げては世話する手仕事を、真冬も休むことなく1年間続けています。
太平洋等の一般的なとり貝は、秋に生まれ翌夏には環境の変化によってほとんどが死亡するため、その前に漁獲されるのに対し、丹後とり貝は春に生まれ、漁師の細やかな世話のおかげで一年中成長を続けます。丹後とり貝が一般のとり貝よりも一回り以上も大きく育つのは、研究者と漁師、恵まれた自然環境との共創によるものです。