

海洋高校ブイヤベースラーメン ブランディングデザイン
海洋高校ブイヤベースラーメンの一連のブランディングデザインです。チラシ(マップ)、ポスター、ウェブサイト、コースター、スタンプラリー用スタンプ、割引券を製作させていただきました。
海洋高校ブイヤベースラーメンは、漁業実習を行う同校が捕獲した魚のうち、価値がつかずに捨てられてしまう魚「未利用魚(みりようぎょ)」を活用して開発されたラーメン。以前、一人の生徒がこの未利用資源を「もったいない」と言ったことからすべてが始まりました。そのブイヤベースラーメンを通じて地域貢献したいという思いに賛同した事業者が集まり、ブイヤベースラーメンサミットが開かれる運びとなりました。
ブイヤベースラーメンのブランドストーリーについてはこちらを御覧ください。
私たちは当初、高校生が始めた取り組みということであることと、高校生からも広告などのアイデアを募った経緯もあり、楽しい遊び感覚を入れた企画でデザインを進めようと考えていました。しかしブイヤベースラーメンを掘り下げていくと、海洋高校も含め、どの事業者も本物の味。決して、高校生がちょっとやっている活動、というレベルではありませんでした。
このため、下手な遊びではなく、この本質を伝えることを念頭に置いてブランドコンセプトを構築していきました。
そして突き詰めた結果、結局のところ外せない、中心となる本質は、「海洋高校生」であることに回帰しました。すべては海洋高校生の「もったいない」から始まったこと、そして未利用資源を活用するという趣旨。この2つがブイヤベースラーメンにとって、最も重要な本質です。
ラーメンである以前に、このことを軸に考えた結果、「高校生のりりしい顔をそのままポスターに掲載する」というコンセプトにたどり着きました。
