アイデンティティブランディング

ご相談内容価格アップしても売れるようにしたい

同じ商品・サービスであっても、情報の伝え方だけで「売れる価格」は変動します。そのためには商品・サービスの「価値」が伝わること、ブランドイメージを向上させることが重要です。

ACHIVEMENT
主な実績

食事付き宿泊プラン客単価2倍を実現
新築注文住宅受注価格1.5倍を実現

自社商品の価値を再認識し、自信と誇りに。

経営者様にとって自社が取り扱う商品は「当たり前のもの」であり、その価値を過小評価してしまうことも多いようです。ですが、私たちから見ると素晴らしい商品であることも少なくありません。客観的に価値を分析し、第3者目線で捉え直せば、今まで感じていなかった自社商品・サービスの価値を再認識できることも多くあります。

価値を過小評価している状況がもしあるとするなら、それは経営者様や社員様の自信や誇りを低下させてしまうことと思います。同じ働くなら、より自信や誇りに溢れ、満たされた状態のほうがいい。私たちはそう考えております。

価格アップを実現する方法とツール

価格アップを目指す場合、御社の商品・サービスの価値を浮き彫りにし、それが直感的に素早く伝わる形にする必要があります。瞬間的に伝わる端的なフレーズ(文言)と、直感的に伝わるビジュアルを反映させたデザインツールをおすすめしています。

価格アップ戦略での主なツール

1価値を引き出す「ヒアリングと顧客アンケート・分析」
2価値を整理する「ブランドアイデンティティとロゴの策定」
3価値を魅せる「ブランドウェブサイトの制作」

必要に応じて制作させていただく項目

  • 会社案内/商品案内パンフレット
  • 名刺・ショップカード等のブランドツール
  • 制服・社用車・封筒類等へのロゴ入れ
  • 動画CM
  • 折込チラシ・その他各種広告

社内で運用いただく項目のコンサルティング

  • SNSの運用
  • 展示会等へ出展

ヒアリングと顧客アンケートで御社の価値を分析

御社の価値は、実際に商品を購入した顧客が一番知っています。なぜ顧客は、御社の商品を購入したのか。他の商品ではいけなかったのか。その購入の動機や判断の決めてを分析していくことによって、御社の商品の価値が浮き彫りになっていきます。

これらの観点について、弊社から御社への質問、および顧客アンケート・顧客インタビューなどによって情報を引き出し、整理していきます。

事例:羽衣荘々 かに料理の宿泊プラン

京都府京丹後市の料理宿 羽衣荘様では、創業以来、冷凍がにを一切使わない活がに料理が売りの宿です。しかし以前から冷凍がにを使わないことは謳っていたのですが、安価でボリュームのある冷凍がにの宿泊プランに押され、苦戦していた時代もありました。

そこで顧客アンケート等で改めて価値を分析したところ、食感の良さ、身詰まりの良さ、味噌を生で食べられる鮮度の良さなど、冷凍がにとは比較にならないほどの価値が浮き彫りになりました。そしてそれを実現できるのは「かにの目利き」という技術によるものであることも判明しました。

同宿のウェブサイトではこれらの価値を掘り下げ、力強く発信する内容に仕上げています。結果、新規顧客獲得件数は7倍、客単価は数年を経て2倍を達成しました。

»羽衣荘ウェブサイト

価値を反映させたブランドアイデンティティとロゴ

ブランドアイデンティティとは、自社の価値を一文で端的に表した文言です。顧客にとっての価値、自社にとっての強み、個性、自社らしいキャラクターを反映させ、一文にまとめます。

そして、その定義したブランドの概念を「ひと目で認識できる」ようにするのがロゴ(シンボルマーク/ロゴタイプ)です。価格アップしても支持されるためには、ブランドが重要。そしてブランドにはロゴが非常に重要なツールです。

ブランドアイデンティティとロゴの策定は、深く考えずに決めてしまえば、形にはなります。しかしそれでは、ブランドとしては非常に弱いものになります。ブランドは、あらゆる思い、考え方、強み、価値、ストーリーが凝縮されていればいるほど、長期に渡って強い効力を発揮し続けます。

事例:住まいのトミタ様「愛着を、住まいに。」

住まいのトミタ様(工務店)の特徴は、「住む人の動き」に基づいて間取り等を設計していくことです。人が家に合わせるのではなく、家を人に合わせる設計。施主様の暮らし方に徹底的に寄り添い、ヒアリングを重ねながら進めていくため、施主様としては自分の暮らしに完全にフィットした住まいを手に入れることができます。そして、自分の思いやフィーリングが反映された家には、やはり愛着が湧きます。
これらのことを社長と社員が何度も対話を重ね導き出し、結果としてブランドアイデンティティを「愛着を、住まいに。」と定義しました。弊社は皆様の対話をファシリテーター(進行促進役)として支援させていただきました。

ロゴ(シンボルマーク)は施主様とトミタの関係の中で、そして施主様の暮らしの中で、笑いが絶えない様子から着想し、口を大きくあけて笑っている様子をシンボル化しています。

»住まいのトミタウェブサイト

ブランドウェブサイトで価値を魅せ、伝える

価格アップをしても売れ続ける状況を実現するには、ブランドが醸し出す雰囲気から質の高さが伝わる必要があります。端的にいうと「価値の希少さ」と「デザインの良さ」が大きく影響します。これらを伝えるためには、ウェブサイトやパンフレットなどのデザインツール、物販であれば商品のパッケージデザイン等が重要になります。

とりわけ、あらゆる業種でのブランドづくりで有効なのはウェブサイトです。ウェブは情報量の自由度やデザインの自由度が高い媒体ですので、ブランドのフィーリングと価値を伝える上で重要です。

事例:有限会社グリーンファームソーゴ様

グリーンファームソーゴ様(養鶏場)は濃厚な味わいと「黄身の色」に特徴を持たせた特徴のある卵を生産されています。同社のウェブサイト制作では、まず養鶏場のイメージから徹底的に離れ、かつ情報を徹底的に絞ることをオーダーいただきました。養鶏場というと「安心安全の卵」といった、ほのぼのとしたイメージがよく見受けられますが、この路線だと同社のブランディング(他にない価値づけ)が進まないこと、そして卵というものの価値がアップしないためです。

弊社ではこのオーダーを受け、同社の卵の最大の価値である「黄身の色」に着目してデザインを考案しました。結果として、黄身の色がひときわ際立つよう、さまざまな要素を排除し、画像のようなビジュアルで提案させていただきました。このように、商品は同じでも「見え方」で商品に対するイメージは変化する、という点が重要です。

»グリーンファームソーゴウェブサイト

整理した価値に基づいて情報ツールを展開する

ブランドづくりにおいては、中長期的に見てウェブサイトが非常に重要ですが、他にもビジネスの規模や戦略によって様々なツールが考えられます。

価値を軸に、情報ツールを展開する

多くの場合、会社案内、または商品案内パンフレットの作成や、制作したロゴを名刺などに反映させることでブランドを浸透させていく手法がとられます。真剣にブランディングを考える場合、制服や社用車、封筒などのステーショナリーなどへのロゴ入れも有効です。全体の統一感をもたせることがブランディングの上で重要です。

また必要に応じて動画CMを用いたり、チラシや各種新聞等への広告などで広く発信する場合もあります。

社内で運用できるものは社内で

最後に、ブランドづくりにおいて、SNSは重要です。SNSの運用は外注するとコストがかかるため、可能な限り社内での運用をおすすめしております。社内に広報担当者を置き、その方を軸に情報展開していくのが最も理想的です。

その他、展示会等に参加してアピールすることが考えられます。いずれも、社内で運用することを前提としたコンサルティングも承っております。

価格アップは良い商品を生み出す原動力となる

価格アップしても売れ続けるとすれば、利益がアップし、経営としては潤うこととなります。しかし、効果はそれだけではありません。高く売れる、という事実は、働く人たちのモチベーションにダイレクトに影響します。

安く買い叩かれれる状況と、高くても買ってもらえる状況、それぞれを想像すれば、それはおのずとイメージできるかと思います。それはやがて、働く人たちの誇りにつながります。誇りが芽生えてくると、商品やサービスをよりよいものにしようという意識も生まれてきます。

また、ブランドを維持しようという意識が働き、品質の高い商品を生み出すことが当たり前の文化につながっていきます。お金をもらうことに対する責任感も生まれてくるでしょう。

実は価格アップするということは、会社全体の意識を向上させる上でも非常に重要な考え方です。

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