京都府・与謝野町の農業法人、株式会社AGRIST様のロゴ制作です。農業者としてはかなり若手、しかし地域トップクラスの出荷実績を持つ二人がタッグを組み、合併して新法人を立ち上げられました。合併してさらにパワーアップした農業法人の想いを図案化したデザインです。
高級すぎるお米よりも、多くの人に届けられる価格帯で、かつしっかり美味しいお米を届けたい。そんな理念を持ったお二人が作るお米は、旨みがしっかりのった「おいしいごはん」の代名詞的な味わいです。ラインナップも有機JAS認定を受けた高度な技術を要するお米から、リーズナブルでお求めやすいお米まで。二人の若手農家が合併したことにより、生産量地域トップとなる力強い農業法人の誕生です。
このロゴは、お米を入れる米袋にも大きく使用されることから、ロゴはいろんな角度から見られる可能性があると考えました。そこで、回転すると3通りの笑顔に見えるよう、デザインしています。2つは口をあけて笑う笑顔、1つは口をとじた状態でにっこりした笑顔。ほがらかに笑う、若手農家2名がつくったお米をたべて、誰かがにっこり笑う。そんなさまをデザインにこめています。
デザインイメージは、「子供たちにも親しまれるような、かわいさがほしい」という想いを持ったOさんと、「カッコよさがほしい」というNさんの対照的な想いを1つに込めるため、明るいロゴと英字のロゴの組み合わせを提案しています。
これらを総合的に捉えて、与謝野町のシンボルである「野田川」と「大江山連邦」、「天橋立」を組合わせて表現し、地域に根ざした農業者であることを示すデザインとしました。そして社長のほがらかな人柄と、子供たちがおにぎりを美味しく食べるような微笑ましさを表現しています。
企画・コンセプト設計/ストーリー設計
シンボルマーク・ロゴタイプデザイン制作