アイデンティティブランディング

太陽と雪のオリーブ大善株式会社様

夏は猛暑、冬は積雪の京都府北部 京丹後市。厳しくも美しい四季を乗り越えて育ったオリーブのみを100%使用した、希少なオリーブオイルのコンセプト設計・ネーミング・ラベルデザイン事例です。ボトルの選択やブランドコンセプトが未定の段階から関わらせていただき、クライアント様の思いが強くこもった商品が生まれました。

自然環境を表現したネーミング「KANDAN」

このオリーブオイルは決して味は濃くないにも関わらず、2〜3滴で料理の風味を一変させる力があります。フルーティさとハーブ感が共存する力強い風味から、味覚の空間が広がるような感覚を覚えます。 なぜこのような感覚のオイルになったのか。それはきっと、夏は暑く、冬は雪が降るという自然環境が影響しているのではないか?という仮説にたどり着きました。オリーブオイルソムリエの方にお聞きすると、雪が降る地域でオリーブを育てている例は、無くはないが、少ないとのこと。

このことから、四季の移り変わりと「寒暖差」が味、風味に影響しているのではないかと考え、本商品のネーミングとして「KANDAN」を提案させていただきました。

太陽を雪の結晶で表現する

ブランドロゴにはこの寒暖差を表すため、「太陽を、雪の結晶で表現する」というコンセプトを設定。希少品で高価なものであるため、シンプルさを備えながらも高級感を表すため、ロゴに金箔押しをあしらっています。

積雪の度に、枝から雪をおろす

2022年、例年より多い積雪があり、大善様はその度にオリーブ園に出向き、枝から雪をおろす作業をされています。苦労を乗り越え、さらに思いが降り積もるオリーブの木。現在、オリーブたちは順調に育ち、年々生産量が増加してきているそうです。これから先、京丹後のオリーブの木たちは、さらにたくさんの実をつけることでしょう。

実施内容

企画・コンセプト設計/ストーリー設計/
商品ブランド名ネーミング/
シンボルマーク・ロゴタイプ制作/
商品ラベルデザイン

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