アイデンティティブランディング

事実、木屑・廃材は売れる。丹後木質燃料様

イタリア製バイオマス関連製品の、展示会用広告パネル製作です。日本では認知の薄い、ブリケットマシンやバイオマスボイラー製品ですが、展示会で大きな反響を呼び、複数の商談成立のきっかけとなりました。

大きな反響を呼んだUSPキャッチコピー

同社の製品はイタリア直輸入。私たちはまず、なぜイタリアなのか?を掘り下げました。お聞きすると、イタリアは世界で最も世界遺産が多い国であり、「火事」が起きることを非常に恐れている。火の安全性に非常に敏感な国であるとのこと。このことから、バイオマス関連製品もその製品精度が日本の製品に比べて圧倒的に高いのだそうです。

木屑や廃材など、木質ごみを固め、再度「再生薪」にできるブリケットマシンと呼ばれる製品は、日本ではあまり普及していないものです。それもあって、日本のブリケットマシンは木屑が完全に固まらず、燃料としての薪になるような硬さにならない。しかし、同社取扱の製品であれば、それをしっかり固め、燃料として使える薪になるのです。

このことから、私たちはUSPマーケティング®の技術にのっとり、USP(独自の売り)キャッチコピーを開発することにしました。製材所等の木屑が大量に出る現場では、産廃として木屑を、コストを払って捨てている現状があります。しかし、ブリケットマシンを使うことで、産廃で捨てなくていいばかりか、それを再生薪、燃料として再利用できる。場合によっては、その薪をピザ釜等で使用する薪として販売することもできる。

その結果、キャッチコピーを「事実、木屑、廃材は売れる」と決定しました。

展示会においてはこのキャッチコピーがヒットし、往来する人の足を止め、名刺交換にまで発展する率を2倍以上に引き上げることに成功、その後、複数件の商談成立を獲得することができました。

同シリーズで、バイオマスボイラーのパネルについても同時期に制作しています。

実施内容

企画・コンセプト設計/取材・分析
キャッチコピー制作/グラフィックデザイン

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