メンテナンス性を高めた情報サイト

制作における当初の課題は大きく分けて２つありました。まず１つ目はメンテナンス性。観光協会の職員様が出来る限りスムーズに、最新の情報に更新できること、かつ、技術的にも可能な仕組みにする、という点がありました。
このため本サイトではシステム化を多用し「１つのデータベース情報を更新すれば、連動して必要な箇所が修正される」「特集ページなどデザインが重視されるページでも、お知らせなどの更新頻度の高いところは部分的にシステム化し、いつでも更新できるようにする」など、職員様の要望に沿ったカスタマイズを重視しています。

複数の表情を持つエリアの表現

もう１つの課題は「観光サイト」としての本質的なあり方を見直すことでした。従来のサイトは、トップページのビジュアルイメージとしては美しくクオリティの高いものでした。一方で、実際の具体的な観光情報を見せるページにおいては写真や文字が小さかったり、全体的に静的な印象で、観光に行くという気分の盛り上がりを演出するという意味ではおとなしい印象がありました。
今回、やはり観光サイトであるからにはワクワク感や楽しさ、行ってみたいという好奇心をくすぐるポイントが必要ではないか、ということになり、その面を重視したデザインイメージに刷新。グルメや遊覧船などワクワクが重要なページでは動きのあるレイアウトを意識し、舞鶴の重要な施設である引揚記念館など戦争の歴史に関わるようなページでは重みのあるデザインを施すなど、スポットやエリアによる表情の違いをデザインで表現することも意識しています。