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フラットなものの見方

日本の人口は減少し続けており、約1億2562万人。少し興味があって、そのうち「都市部の人口」ってどのくらいなんだろう?と思って、調べてみました。

とりあえず、「47都道府県の県庁所在地」にあたる市町の人口を合計したら、約4733万人でした。東京都だけは、全域の人口を含めています。
もちろん、県庁所在地以外も「都市部」にあたる町はたくさんあるとは思いますが。(どこまでを「都市」というかですね。)

ということで、上記でいう都市部の人口は、日本の人口全体の 37.7% でした。

それ以外の市町村に、約62.3% の人が住んでいることになります。

都市部に人口が集中している、なのか、それとも

ものの見方は人それぞれです。やっぱり都市部に人口が集中してるなー!と感じる人もいらっしゃるでしょうし、実際そうだと思います。

逆に私は、「もっと都市部に集中してるのかと思った」と感じました。
結構な人口が、「地方」に住んでるんですね。

コロナの影響と思われる、東京の人口流出。当時のニュースで「7カ月連続で流出」とのことです。
これからの状況によっては、前述の「都市部以外」の人口比率に影響が出るかもしれないですね。

都市と地方のイメージ格差

今回、なぜこんなことを調べてみたのかというと、昔から根強くあった「田舎もん」とか「都市への憧れ」、フォークソング世代にあった「上京」という言葉だったり、列車なんかの上り・下りは東京に向かうほうが「上り」が多いことだったり。

都市が上、地方が下、みたいな感覚がずっとありました。

最近の20代の人たちなんかは、そういう感覚が薄れているか、それほどなかったりすることもあるのかも、ですが、私の世代くらいはまだまだ、こういった感覚が残っているのではないでしょうか。

とはいえ、日本の人口の半分以上が地方に住んでいると考えられるし、コロナの影響で、地方の価値が向上した部分があるかもしれません。(以前、第1回目の緊急事態宣言が解除されたあと、私の住んでいる京都府北部、丹後方面行きは、高速がものすごい渋滞でした。)

インターネットの登場と、SNSの普及、withコロナ。

今後今よりさらにAIが進化し、amazonとかからドローンで荷物が届くようになれば、さらに地方と都市部の物理的な障壁は下がっていくでしょう。

フラットなものの見方

これを知って、改めて「フラットなものの見方が大切」、ということに、気付かされました。

住んでいる場所や生まれ、境遇、学歴、親がどういう人間か、職業が何か・・・といった物理的な価値観によって物事の優劣が決められるような文化が、今、やっと薄れてきたのかも、と。

現在の、「多様性文化」の行く先は、正直分からないし、行き過ぎると逆にまとまりのない、拡散しすぎのほうに向かう可能性もありますが、でも、偏った価値観がフラットなほうに向かっているのは個人的には歓迎しています。

そしてますます、自分はどう生きていくかを自分で決めていく、という感性が重要になるのでは、と思っています。

  (大江 祐介)

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