大江です。いつもありがとうございます!
今日は以前も少しご紹介した「360度評価」についてご紹介します。
360度評価とは、一人の社員を同僚、部下、上司など
様々な立場の人が評価する方法です。
上下関係の概念ではなく、部下にあたる人も上司を
評価する方法で、多面評価とも呼ばれます。
360度評価の目的は、社員の自己成長のための指標にすることです。
それももちろんですが、同時に「上層部への不信感を軽減する」ことも
重要な狙いです。
上層部から社員を一方的に評価すると、どうしても偏見が入ったり
「現場のことを知らないのに」という不信感が生まれかねません。
このため、社長も社員から評価される、上司も部下から評価される
方法をとれば、非常にフェアな体制となります。
方法としては、評価項目を10項目程度作成しGoogle Formsなどの
アンケートフォームを使って社員がスマホ等で入力できるように
すれば導入コストはゼロとなります。
フォームを使い、例えば各項目ごとに5段階で評価していく形です。
この際、おすすめの方法としては、その人に向けたコメント欄もつくり
「その人が頑張っているところや、長所だけを記入する」というルールを
設定すると、社員のモチベーション向上にもつながります。
非常にフェアな方法ですが、一方で周知の仕方によってはお互いを
監視し合うような雰囲気を作り出してしまう可能性もあります。
このため「社長や役員の一方的な評価だと、好みや偏見が入る可能性があって、
フェアじゃない。現場のみんなの視点を取り入れたいから、導入したい」
という目的を提示することが大切です。
かつ評価したらそれで終わりではなく、面談等を設けて評価結果に対する
本人の認識を丁寧に傾聴すると、よりよい組織づくりにつながります。
導入を決定する前に、こういった制度についてどう思うか?を
社員さんにヒアリングしておくことも有効です。
ぜひよりよい会社づくりにつなげていただければと思います。