大江です。いつもありがとうございます!
私が様々な経営者様から社員定着の悩みをお聞きする中で、
多くの企業に共通しているのが「会社内でのコミュニケーションは、
業務に関する会話がほとんど」という点です。
会社という場所は仕事をする場所であり、業務上必要なことをコミュニケーションするのは
さすがに必要だと思っている人が大半だと思います。
でも逆にいうと、それ以外の会話は仲の良い社員同士でしか行われていないことが多いとようです。
社員定着のカギは、各々の社員が、その会社に存在意義を見いだせるかどうかです。
自分はここで働く意味がある。そう感じる人は定着しやすい。そういった思いが無い場合、
仕事内容と労働契約条件を照らし合わせ、続けるか辞めるか、
の天秤にかけるだけの判断になってしまいます。
今一度、働くことの意味、この会社にいる意味、自分がやっている仕事の意味を
振り返る時間をとることをおすすめいたします。
そこにメスを入れるのは、逆に不満が噴出しそうで怖いという方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、定着のキモはここにあり、この砦を乗り越えた会社は強く、
本当にいい会社に成長することを実感しています。
まずやりやすいところから、社員さんを4〜10人くらい集め、
「なぜこの仕事をやろうと思ったのか」というテーマでディスカッションをしてみてください。
おすすめは、まず2人1組でそれぞれの思いを語ってもらい、その後、
自分が話したこと全体に向けてシェアしてもらう方式です。
いきなり全体に話せというのはハードルが高いのですが、まず2人1組で話したあとに
全体シェアなら、たいていの人はできます。
そしてリーダーにあたる方は1人1人の思いに真剣に耳を傾け、感想を伝えます。
これをやるだけでも、日々作業化していた仕事というものが少し、意味のあるものとして蘇ります。



