大江です。いつもありがとうございます!
中小企業において、多くの社員が納得のいく評価基準をつくることができると、
社員の定着はもちろん、業務レベルアップに大きくプラスになります。
ポイントは、上層部の感覚だけで設定するのではなく、
社員の感覚も含めて構築することです。
ただし、どういう評価基準にすればいいか一般社員に
意見を出してもらうのは難しい可能性が高いです。
このため、社員さんには「どういうところを見てほしいと思うか」
「どういうところを認めてもらいたいと思うか」という
質問をしてみるといいと思います。
Aさんは実務能力が高く、仕事のスピードを評価してもらいたい、
Bさんはコミュ力が高く、関係づくりがうまい、など得手不得手があります。
複数の社員さん(できれば全員)に聞き、観点を整理すると、
総合的な評価基準に近づくというわけです。
とはいえ、いきなり評価基準としてまとめあげるのは大変だと思いますので、
よろしければまずは大きく分けて3つの観点に分けて考えてみてください。
① 能力(仕事を遂行できる実力)
② 関係力(チームや人と良好な関係を築く力)
③ 人格(人間性や協調性、素直さなど)
会社によって違いは出てくるとは思いますが、概ね、ビジネス現場を
うまく運営する上で必要になるのは上記の3つの観点でしょう。
あとは3つの観点を3〜5項目に細分化します。
例えば、
能力:計画力、知識、実行力、管理力、発想力 など
関係力:コミュニケーション力、人材育成力、表現力、傾聴力、交渉力 など
人格:誠実性、協調性、柔軟性、素直さ、感謝、愛 など
この細かな項目に、みなさんの会社が大切にしている価値観を
反映させればいいかと思います。
ただ、評価基準の項目をつくるのを先行させるのは避けたほうがいいでしょう。
あくまでも、社員が納得する評価基準に仕上げるのが目的です。
まずはぜひ、社員さんの観点を引き出してみてください。



