アイデンティティブランディング

見た目の時代…?デザインのおしゃれさと心

こんにちは、大江です。いつもありがとうございます。

最近、商品デザインやInstagram、ウェブサイトの発信などが、何かとおしゃれに見せているものが増えてきましたね。

もともとから、見せ方の美しさ、かわいさ、かっこよさ、などは重要だったとは思いますが、ここ最近、個人が運営されているような小さなブランドでも、おしゃれなものが増えてきました。「インスタ映え」以降、ある意味「見た目の時代」なのかなと思うところもあります。

変わらない本質の1つ「心」

一方で、おしゃれさ、シンプル・洗練、新しい「見え方」がブームのようにも見え、時には、おしゃれだけど中身が伴わないものも出てくるようになりました。今は見せ方がうまければ、それなりに売れるような気もします。

でも、私個人はブームや流行、現代の小さな流れ(5年スパンくらいの)よりも、「昔からずっと変わらない本質」のほうが信頼できる、と思うほうです。

そのうちの一つに、「心」がありますね。

心は分かりにくいし、伝わりにくいし、時に厄介だし、時にめんどくさいし。

だけど、一度伝われば一生忘れられないものになることもあります。

お兄さんが差し出したチョコレート

もう20年以上前ですが、アメリカに一人で行ったことがありました。

英語話せないので、まあ、いろいろありました。飛行機乗れない事件とか…?でももちろん、知らない町、国を歩くのは、楽しいことです。

その際、ニューヨークを1日中歩き回った日がありました。例の、ワールドトレードセンターに飛行機がつっこんだ事件の、、ちょっと前のことでしたね。

楽しいけどその分、極度に疲れました。なんとなく、やばそうな場所もあったりして。

ホテルに戻ろうとしている途中に、小さなチョコレート屋さんがありました。あとで知りましたが、5th Avenue Chocolatiereという、有名なブランドのようです。チョコレート好きとしては見逃せないので、店内に入りました。

入るなり、若いお兄さんが、すっと出てきて、1口の試食のチョコレートを笑顔で差し出してくれました。何を言われたかは覚えてませんが・・・

その1口のチョコレートが、妙に体中に染み渡って、疲れが取れたような気持ちになったんです。

言葉も、味も、実は覚えていないけど、あのときの感覚と、お兄さんの笑顔は覚えています。

あまりにも美味しかったので、ホテルで食べる用のもの1箱と、お土産用にする1箱、2箱買いました。

そして、我慢できずにホテルで2箱とも食べました😆

体験が感動をつくる

日本にはこのお店のブランドはありませんが、バレンタイン前になると、百貨店が通販で販売してくれます。実は昨年、それを知って、取り寄せて食べました。

美味しかったです。もちろん。でも、あのときのお兄さんが差し出してくれたときのような感覚とまではいきませんでした。あの時に味わったのは、チョコレートの味に、お兄さんの対応という何かが加わったものだったのだと思います。

ネット通販ではその体験は得られなかったけど、思い出に浸ることはできました。

その後も、たまに高級なチョコレート食べるけど、そのような感覚になることはやっぱりありません。今でも私の中でチョコレートと言えば5th Ave.のチョコレートなんです。

そういえば、Mr.Childrenの歌の歌詞に、

「そして世界一のお酒を見つけました それは必死で働いた後の酒です」

という歌詞があるんですが、要はそういうことなんですよね。

ブランドとか商品が感動を造るのではなくて、そこにまつわる体験が感動をつくるのだと思います。そして、その体験というのは、心に触れたときに一番記憶に残ります。

だから私は、おしゃれさも重要だけど、それ以上に心の力を信じています。もちろん、おしゃれさや洗練、かっこよさ、かわいさ…といった感覚に訴えるものに、心が伴えば最高ですね。

あのお兄さん、(だいぶおじ様になったと思うけど)どうしてるかな?

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