アイデンティティブランディング

はたらく場で心の充足を得る

大江です。いつもありがとうございます。

北近畿経済新聞にて、ブランディングに関する連載をさせていただくようになり、9年目に入りました。

リクエストをいただき、しばらくは、「人材確保」をテーマに連載をさせていただくことになっています。
(人材確保、という言い方に微妙な違和感がなくはないですが、 経営者の方々には分かりやすいかと思うので)

人材確保、別の言い方をすると、共に働く人との出会い、そして共に進むこと。かと思います。

人財 という言い方もよく目にしますね。人こそ財産。
自分も好んで使っていた時期がありましたが、でも、今となってはこれもちょっと違和感が出てきました。
「財産」って、なんだか誰かの所有物みたいに感じてしまって。

労使関係っていう言葉もあります。労使、つまり使う人と使わる人。
冷静に考えると、なんだかヘンだなあって思うんです。

人は、誰かの所有物じゃないので、共感し合った同士が、協力して前に進むのが理想です。

「個」からはじめる、という考え方であれば所有物というような感覚は無くなるでしょうし、一人ひとりの尊厳を大切にするという感覚になるのではないでしょうか。

「条件」だけでつながる人材?

新聞の記事でもお伝えする予定ですが、採用面で重要になるのは、主に以下の5つ。

 ① 金銭面(給与・賞与・手当)
 ② 仕事内容と魅力
 ③ 働き方と福利厚生
 ④ 人間関係と社風
 ⑤ 会社の特徴と魅力

結局のところ、求職者は、給与がいくらか、休日数はどうか、福利厚生は充実しているか、自分の都合に合わせた働き方ができるか・・・など、いわゆる「条件」を見ています。
結局、そうなんです。

が、

それは前提だとしても、、

本当に会社の中で活き活きと働き、高いパフォーマンスで成果を出している人って、お金や福利厚生といった条件面だけでつながっているのでしょうか??

そんなことはないと思います。
むしろ、お金や福利厚生だけで採用しようとすればするほど、人材が消耗品化するような気がします。

個が大切だから、結局のところ、自分が好きな仕事ができる、会社の考え方に共感できる、など心の充足が一番重要だと思うんです。

だから、できるだけ企業の情報発信では、会社の価値観と、仕事の意味・魅力を伝えるようにおすすめしています。

日々の中で、自分にとって好きなことができている、それが幸せを感じる、といういうことなのかなと・・・

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