大江です。いつもありがとうございます!
こちらでは、製造業やメーカーを営む経営者様に、
御社の価値を世に浸透させるための原理原則と
方法をお伝えいたします。
今回は「名刺」のお話です。
北近畿の製造業は、世界レベルのものづくりに関わっておられる企業もあり、
非常に誇らしいことです。
だからこそ、企業が本来持っている風格が名刺に
表現されているかどうか?が重要です。
表現されていなければ、本来の価値が相手に伝わりにくいからです。
名刺には名前・会社名・連絡先などの基本情報の他にも、様々な情報を
盛り込むことができますが、その際に大きく分けて2つの観点があります。
①顧客のメリットを書く
②企業姿勢を書く
もし御社が目の前の仕事を獲得することを目指しているなら、
①の顧客のメリットが名刺に書かれているべきです。
つまり「短納期に対応」や「低コスト」といった文言ですが、
こういった販売促進要素が強い名刺は、相手の企業から格下に見られやすいため、
見積額等で足元を見られる可能性が高くなります。
つまり、企業の本来の価値を伝える表現ではありません。
一方、下請け脱却や単価アップを目指し、
企業を向こう30年以上永続的に繁栄させたいと考えるなら、
②の企業姿勢、つまり経営理念やビジョン等を表した名刺であるべきです。
しかも、充実感に満ちた誇り高い姿勢で。
それはなぜでしょうか?
永続的なお付き合いになる優良な顧客は、目の前のメリットだけではなく、
信頼性・将来性にお金を払うからです。
これを体現している企業は、見積額だけで判断されることなく、
ブランドという付加価値で仕事ができるようになります。
名刺を差し出す度に、誇り高く誠実な姿勢になれているかどうか?
理想的な名刺のあり方を考える上では、名刺そのものの良し悪しよりも、
「差し出す時の心持ち」が非常に重要です。企業の誇りが反映された名刺であれば、
充実感を強く感じながら、名刺を差し出すことができる。
つまりそれは、相手企業への信頼獲得の第一歩となります。