大江です。いつもありがとうございます!
こちらでは、製造業やメーカーを営む経営者様に、
御社の価値を世に浸透させるための原理原則と方法をお伝えいたします。
今回は、ブランディングの根本となる「人格」についてお伝えします。
与謝野町にて鋳物業を営む株式会社シオノ鋳工では、
「全員が一丸となれる会社をつくりたい」という社長の強い思いから、
経営理念・ビジョンの策定プロジェクトが行われました。
その中で、同社の考え方や生き方を掘り下げていくと、
最終的に「人として成長できることこそが人の幸せ」
という一つの結論に辿り着きました。
振り返ると、社長自身が挑戦と自己変革によって
何度も壁を乗り越えてきたという経験・誇りがあったのです。
このことを受け、同社は会社ロゴを刷新。ロゴの中に「人」という
漢字が含まれたデザインで決定しました。
自社の価値観をロゴに掲げるということは、
自社の誇りを社会に明示することを意味します。
それは社員感の共通認識として、心の深い部分に刻み込まれていくでしょう。
同社ではその他にも、担当社員の手作りの昼食が「きょうと健康づくり実践企業」
に選ばれたり、社員自身が車両を企画して挑む三輪車レースの出場など、
特徴的な取り組みが多数あります。
これらの活動が「人づくり」につながり、やがてチームワークとなって
生産性の向上や、対外的な自信に繋がることは言うまでもありません。
これは、見た目のデザインを整えるだけでは成しえない本質的なブランディングです。
ブランディング=会社の価値を高める活動とは、根本的には「人格向上」に尽きます。
ここで言う人格とは、過去の先入観を取り払い、
新しい可能性を受け入れて進化融合していく資質です。
器が大きくなる、とも言えるでしょう。その原動力の源は
「自分という人として、どう在りたいか」その強い思いが全てです。
この北近畿において、自社の可能性を信じ、
挑戦する経営者が1社でも多く増えることを願っています。