アイデンティティブランディング

顧客関係を深める「ニュースレター」 個店ブランディングVol.3

こちらでは個店(個人経営の小規模なお店)を営む方向けに、
貴店の価値を世に浸透させるための原理原則と方法をお伝えいたします。

今回は「ニュースレター」のお話です。

ここでのニュースレターとは、例えば月に1回発行する、
お店独自の新聞、通信のことです。

セール情報などの宣伝をメインに掲載するチラシとは異なり、
お店の近況や店主の日記、豆知識など、情報コンテンツを掲載するものです。

重要なのは、不特定多数に配るのではなく、既存客やお世話に
なっている方々など「実際に知っている人」にお配りすることです。

ニュースレターを提供することで、お店のカラーが伝わるだけでなく、
自分のお店を深く知って頂けることにつながります。

かつ、内容を事細かに読まれないとしても、レターを発行することで
お店が「活動している」ことを伝えることができます。

人は止まっているお店には近寄りがたいもの。
活動している姿を見せることそのものが重要です。

ネットで「小売店 ニュースレター」などで画像検索すると、
参考になるものが見つかるでしょう。

ニュースレターを発行する際、ぜひおすすめしたいのが、
「自社の専門知識を発信する」ことです。

電気屋さんなら家電の活用法、飲食店なら美味しいコーヒーの淹れ方や
ちょっとした味付けのコツ、メガネ屋さんなら目を疲れさせないコツなど。

皆様は必ず何かのプロですので、素人には分からない専門知識があるはずです。

その知識を、出し惜しみすることなく積極的に発信することで、
まずその情報そのものが世の中のお役に立ちます。

そして、お役に立てることで貴店を覚えてもらう、
「頼りになる存在」として知ってもらうことになるのです。

現代はお店対顧客というつながりではなく、個人対個人でつながる時代です。

お店の人といえど、大元は個人。個人の持つ情報や思い、
考え方をレターで発信することで、より貴店と顧客の
「深い関係づくり」につながるでしょう。

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