アイデンティティブランディング

お店を印象づける「タグライン」 個店ブランディングVol.5

大江です。いつもありがとうございます!

他のお店よりも一歩前に出るための方策、
今回は「タグライン」について考えてみます。

タグラインとは「お店の特徴を一言で表した端的な文」のことです。

大手の実例で見ますと、ディスカウントストアのドン・キホーテの
タグラインは「驚安の殿堂」。
コンビニのローソンは「マチの”ほっ”とステーション」。
ホームセンターのジュンテンドーは「暮らし、いきいき」。

これらはキャッチコピーにも似ており、厳密に分類できない場合もあります。
ですが重要なのは、お店の特徴や姿勢、雰囲気が伝わる一文であるかどうか?です。

個店など小さな店舗においては、大手企業のような抽象的な雰囲気だけではなく、
そのお店の価値や機能性が具体的に伝わるほうが良いと言えます。

それを聞くと、どんなお店なのかがイメージが湧く、という意味です。

無理に凝った文言、カッコいい文言にする必要はなく、
シンプルな伝わりやすさが最も重要です。

京都府のとある鉄板焼きの飲食店では、店主が海外を旅して料理をした経験から、
ジャンルにとらわれないオリジナリティ溢れる料理、という特徴がありました。

同店には当初「鉄板匠」というタグラインのみがつけられていましたが、
これだけでは「鉄板焼きの質が高いお店だろう」というイメージしか伝わらず、
同店が持つオリジナリティを表現しきれていないと分かりました。

そこで同店のタグラインに「創作」という言葉を加え「匠の創作鉄板料理」と改定。

鉄板焼きの領域だけにとらわれない、創造性溢れる特徴を表現し、
看板にその文言を掲載することで、結果として新規客の増加につながりました。

タグラインの表現一つで、どのようなお店であるのか?の印象づけが変わります。

それは顧客の脳裏にどのような位置づけで記憶されるか?
を決定するものでもあります。

効果的なタグラインを設定して、お店の魅力を適切に覚えてもらいたいものですね。

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