アイデンティティブランディング

「キャラクター」の高い記憶性 個店ブランディングVol.6

大江です。いつもありがとうございます!

今回は「キャラクター」についてです。

くまモン」などのゆるキャラ、
チョコボールの「キョロちゃん」、
ソフトバンクCMの「お父さん(犬)」など、
世の中にはキャラクターが溢れています。

ビジネスにおいてもキャラクターを使った戦略は非常に効果的。

人間は視覚から9割近くの情報を得ていると言われていますが、
キャラクターは視覚的に認識しやすい。

だからこそ「記憶に残りやすい」という特徴があります。

京都でキャラクターを活用し、効果を上げている鍼灸整体院があります。
鍼灸整体院といえば近年急増し、競争が激化している業種です。

そんな中、同店は「ハリメザウルス」というキャラクターを
名刺・パンフレットに展開したところ、大きく功を奏すことになりました。

なぜ「ハリメザウルス」なのか?ですが、
オーナー鍼灸師は非常に目が細い顔立ちの人で、
高齢者の方に「笑うと目がなくなる先生」という覚え方をされていたのです。

ハリメザウルスは、人間がザウルスのきぐるみを着た、
やはり「目がハリ(鍼灸の針)のように細い」キャラクターです。

つまりオーナー自身をキャラクター化し、記憶に残りやすい特徴と
仕事内容を融合したということになります。

人はどこか「特徴」を掴んで物事を記憶します。
その記憶に残るポイントが「目が細い」ことなのなら、
それを使わない手はありません。

「目が針のように細い、鍼灸の先生」という記憶を刻むことができれば、
「鍼灸=ハリメザウルス」という連想が起きやすくなるというわけです。

キャラクター戦略は大企業や自治体だけのものではありません。
小さなお店でも非常に効果的です。

ただし、例によってただキャラクターを作ればいいというわけではありません。

貴店の特徴と雰囲気を如実に表している必要があります。
ぜひ自店の特徴を掴み、効果的に人の記憶に残るキャラクターを作りたいですね。

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