大江です。いつもありがとうございます!
お店の魅せ方も残すところあと2回となりました。
今回は「コンセプト」ついてです。
これまでロゴや看板、テーマカラーなど、
様々なブランディング・ツールをご紹介してきましたが、
すべてのツールはお店の一貫したコンセプトに則って作成する必要があります。
貴店の特徴や個性、雰囲気について「うちの店はこうだ!」と
強く一言で伝えることができるでしょうか?
コンセプトとはまさに、自分のお店の個性を一言で説明した基本的な概念、
考え方のことです。
かつそれは弱いものではなく、強いパワーを秘めている必要があります。
「明るさが取り柄」のお店なら、「突き抜けた明るさ!」とまで言えるかどうか。
そして適当にコンセプトをつくればいいというものではなく、
自店の本質が込められている必要があります。
「宮津カレー焼きそば」は個店の集合体での企画ですが、
一連のコンセプトに基いて発信しています。
カレー焼きそばは、今は無き平和軒というお店で発祥し、
現在は複数の店舗でこのメニューが出されるようになったのですが、
コアなファンは今でも平和軒の味を求めているようです。
その味をリスペクトして再現しようとしている店舗もありますが、
発祥の味は謎に包まれたまま。
宮津カレー焼きそばはこのことから、「謎に包まれた、あの味」と、
さらに「各店味がバラバラで個性的」という2つの本質を活かし、
謎・不思議さを強く演出し、好奇心をくすぐるコンセプトを打ち立てました。
このように、そのお店や商品が持っている本質的な個性、本質的な特徴を掴み、
それを強調して発信するのがブランディングです。
実際、宮津カレー焼きそばは背景に摩訶不思議な模様を配置し、
そのコンセプト感を強調しています。
コンセプトは、看板やのぼり、店頭POPなどの個性に強く影響を与え、
貴店の魅力をより際立たせてくれる、重要な考え方です。