大江です。いつもありがとうございます!
前回でテーマ「人材採用」は終了しましたが、
今回から採用に対して「人材の定着」というテーマで考えてみたいと思います。
人が会社等を辞める理由は千差万別かと思いますが、
傾向としては似た部分があります。
理由として多いのは「給与が安い」「残業や拘束時間が長い」
「人間関係が悪い」「上司・先輩の質が悪い」など。
給与が安い、残業が多い、などは非常に現実的な理由ですね。
まずここから考えてみます。
これらの退職理由を目の当たりにすると、
つい限定的な視野で物事を考えがちです。
「給与上げるなんて簡単にはできない」
「残業なんて仕方ないだろう、終わらないんだから」など。
しかし、退職理由に上がるということは
これらに不満を感じているのも確かです。
どうすればいいのでしょうか?
まず先に、結論をお伝えいたします。
人材定着のために取り組むべきこと、
それは経営者・幹部・リーダー社員にあたる人が
「カウンセリング力/コーチング力」を身につけることです。
給与が安い、と感じるのはなぜでしょうか。
現実的にお金が必要な場合もあるとは思いますが、
一方で「自分は頑張ってるのに」という気持ちがあるからこそ、
「なのに給与はこれだけか」と給与額を物差しにしてしまう人もいます。
仕事にやり甲斐を見出し、好きな仕事をしている人にとっては、
「残業」という概念さえなく働きたい人もいます。
一概に、給与が安い、残業が多い、という理由だけでは、
本当の退職理由は分からないのです。
人が会社を辞めたいと思う本当の理由。
それが分からなければ、人材の定着・
成長に向けて有効な取り組みができません。
つまり「社員が本音を話してくれる関係づくり」が最優先なのです。
そのためにはカウンセリング力/コーチング力です。
次回以降、この2つの力を軸に、
人材の定着について深めていきたいと思います。