大江です。いつもありがとうございます!
人材定着の根本は人と人との関係づくりです。
カウンセリングのステップが進めば、
次はコーチングのステップに入ります。
コーチングとは、相手のゴール達成を支援すること。
重要なのは、会社が設定したゴール(ノルマなど)を
達成させることではないということです。
あくまで、社員一人ひとりが自分自身で設定
したゴールである必要があります。
実はほとんどの場合、このことができておらず、
会社側が設定した目標なりルールを守らせる、
という形になってしまうのがほとんどでしょう。
でもブランディング=会社の価値を高めるには
社員一人ひとりが自発的・創造的に動く必要がありますので、
本人の意思によるゴールが必要です。
カウンセリングで、そもそも何のためにこの仕事をやっているか、
という自覚が芽生えてきたら、次に必要なのはこの「ゴール設定」です。
ノルマのように数値的な目標のことではありません。
課長に昇進する、とか、◯◯さんに認められるようになる、
といったゴールでもOKです。
しかし、最も理想的なゴールは、自分の個人的なことではなく
「誰かのため、社会のため」が含まれるゴールです。
例えば、「お客様から毎日感謝される自分になる」といったゴールは、
自分の利益だけでなくお客様の幸福が含まれているため、
理想的なゴールといえるでしょう。
ただ最初からは難しいので、◯◯円昇給してもらう、といったような、
いわゆる「数値目標」的なものでも最初はかまいません。
大切なのは、ゴールを設定する本人にとって理想的・肯定的な、
実現すると嬉しいゴールであることです。
「仕事でミスをしない」といった否定形の文になっているゴールは
避けるようにします。
しかし、そもそもこの「ゴールが設定できない」
というケースが非常に多いようです。
次回はそのことについて考えてみたいと思います。