大江です。いつもありがとうございます!
人材定着の根本は人と人との関係づくり。
人は、自分らしさを理解してくれる人を信頼します。
その人らしさを理解するには、相手の欲求に
フォーカスしたカウンセリングが有効です。
どういう生き方がその人らしいか?に
焦点を合わせて、話を深く聴く考え方です。
本当のその人らしさを理解する有効な手段として
「子供の頃どんな子だったか」を聞く方法があります。
人は大人になるにつれて常識を身に着けますが、
その中で思い込みをたくさん形成していきます。
自分が最もいきいき生きられる生き方を、
この思い込みの蓄積によって忘れていきます。
それを思い出すためには、思い込みが形成される前、
つまり幼少期の自分を思い出すことで、
いきいきとした自分らしさを垣間見ることができます。
主に「4歳〜小学校低学年までの頃、どんな子だった?」
と聞きます。
出てきた内容に対して「例えばどんなことをしてた?」
「どういうところが楽しかった?どういうところが嬉しかった?」と、
具体性と感情にフォーカスして掘り下げていきます。
人によっては目立ちたがり屋だったかもしれないし、
黙々と何かを作るのが好きだったかもしれない。
何かのお世話が好きだったり、冒険が好きだったり。
その頃の楽しかった感覚を思い出すことによって、
心の内側から湧き上がるようなワクワク感を思い出します。
それが、昔も今も変わらない、自分らしさの原点です。
大人も同じで、ワクワク感、楽しさ、嬉しさ、
誇らしさといった肯定的な気持ちが湧くことで
自発的な行動を起こします。
子供の頃の楽しい自分に戻るような感覚を、
経営者や社員が共有することが大切です。
仕事での関係、お金での関係というのは、
信頼関係としては薄いものです。
人間同士はお互いに感情移入することによって
深い絆が生まれます。
その人らしい生き方をお互いに理解し合い、
ワクワクの会社づくりができるといいですね。