大江です。いつもありがとうございます!
経営者・事業者のためのブランディング実践講座、
今回から建築会社や工務店の方向けのブランディングに
スポットを当てて参ります。
数多く存在する業種の中でも、建築会社はブランディングが
非常に重要な業種と言っていいでしょう。
その理由は大きく分けて2つ。1つは非常に付加価値の高い
高額商品であること。
価格が高い商品であるほど、当然のことながら買う側は慎重になるため、
信頼性や企業イメージといった、まさにブランディングに
直結した面が重要になります。
もう1つは、最も目に見えやすい商品であるため、
比較対象が多く存在することです。
1日の中で「建物」を目にしない日はなく、
「見る」だけで他の建物との比較が無意識のうちに行われます。
他社と似たような商品(家や店舗)を売っている場合、
その特徴づけが乏しいため、どうしても消費者は特徴がはっきりと
認識できる企業のほうに目が行きがちです。
今後、人口減少は必至、という時代背景の中で、
新規客からの問い合わせを獲得するには、やはり「他社とは異なる
価値をハッキリ認識してもらうこと」が重要になります。
あなたが知らない、この地域の住民に御社の会社名を伝えたら、
どんなイメージが湧くでしょうか。
御社が知名度のある会社なら「聞いたことある」とか
「ああ、あの看板をよく見る会社」と答えるかもしれません。
場合によっては「いい家建てるらしいね」という反応も考えられます。
しかしブランディングを全く行っていない会社なら「知らんなあ」
という反応も多いことでしょう。
知っている会社と知らない会社、どちらから商品を買う可能性が
高いかは、明白です。
では、建築会社・工務店において自社の価値を伝え認識してもらうこと
=ブランディングとは、どのように進めればいいでしょうか?
次回から具体的に考えていきたいと思います。