アイデンティティブランディング

機能性と意匠性 「建築」ブランディング Vol.5

大江です。いつもありがとうございます!

新築やリフォームの場合、女性の意見が強く反映されることは
少なくないと思います。

女性のほうが物事を感覚的に捉える傾向があるため、
付加価値を高めるには「デザイン」の要素がより重要になるでしょう。

デザインというと日本では「見た目」のことと思われている
部分がありますが、デザインの本質は「設計」であり、
大きく分けて「機能性」と「意匠性」が含まれます。

湿度・温度などの快適性、採光による部屋の中の明るさ、
家事動線など、住みやすさに関わる「機能性」の部分。

そして、外観の形状や壁の質感、空間のとり方など、
五感や感性に訴えかける家・部屋の雰囲気、イメージに関する
「意匠性」の部分。

これらを総合的に組み合わせ、その住宅の使用目的に合わせて
設計していくのがデザインです。

各工務店様には個性があることと思います。
一級建築士と組んでデザイナーズ住宅のようなおしゃれな家を
立てる工務店もあれば、お客様の家族構成や暮らしのあり方を考え、
使いやすさ、住みやすさを考慮して間取りを設計する工務店も
あるでしょう。

自社は「機能性重視」か「意匠性重視」か、それとも
「ハイブリッド」か、主たる路線はどこにあるでしょうか。

最も付加価値が高まるのは機能性と意匠性のバランスが
高いレベルで統合されている住宅でしょう
(その場合建築費用も高くなる)。逆に、どの路線を
主軸にしているのか、という意識が薄く、場当たり的に
設計にあたる住宅は、付加価値を高めにくいと言えます。

デザインというと、北欧風だとか、和モダンだとか、
イメージ面で考えがちです。

そういったコンセプトも重要ですが、現代はユーザーの
ニーズが多様な時代。

1つの作風だけに絞るのは難しいでしょう。

機能性と意匠性、どちらに軸足をおいたデザインを目指すのか。
あるいは両方を兼ね備えたものにするのか。
この意識を持つことはブランディングにおいて重要です。

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