アイデンティティブランディング

やらないことを決める 「建築」ブランディング Vol.6

大江です。いつもありがとうございます!

これまで見てきたことは、会社のイメージ、どんな価値を売っているか、
記号(自社を記憶してもらうポイント)、自社の譲れない価値観、
建てる家のデザインテイスト、でした。

ここまでのことが整理できているとすれば、御社はすでにおおよその
「インナーブランディング(社内の考え方を統一すること)」が
進んでいることになります。

その次にぜひ整理してみていただきたいのが、「推奨規定と禁止規定」です。

推奨規定とは、自社の価値観やイメージ、提供する価値に沿って、
「こういう行動をとると良いね」という規定です。

内容はシンプルで、例えばお客様のもとへ営業へ伺う際に
「元気よく挨拶する」のか「落ち着いた紳士的なトーンで接する」
のかでは印象が変わります。

つまり御社の企業イメージに関わります。

社員それぞれの個性を生かして任せるという考え方もありますが、
あまりにも行動がバラバラではブランド感は高まらず、
散漫な印象になりがちです。

そして実は推奨規定以上に大切なのは、禁止規定。

つまり「うちの会社では、これは絶対にしない」という
規定を設けることです。

例えば現実的にあり得るのは、「安売りはしない」というもの。

これはブランド感を高める上で重要なことで、目の前の仕事を
取ることよりも自社の価値を高めることを優先する考え方です。

同じく「押し売りはしない」というのも1つの禁止規定でしょう。
価値観によっては「ビニールクロスは使用しない」
などの施工面の規定も考えられます。

ポイントは「本意ではないが、仕方なくやっていること」を
いかに排除するか、です。

仕方なくやる、というのは、自社の価値を確実に下げていきます。
いきなりすべてをやめることができなくとも、1つ1つ、
本来のありたい会社像になれるように決めていく。

一定の覚悟が必要ではありますが、確実にブランド感を
高められる道の1つです。

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