アイデンティティブランディング

ロゴをつくる 「建築」ブランディング Vol.8

大江です。いつもありがとうございます!

建築会社・工務店のブランディング=ブランド価値を高めるには、
シンボルとなる「ロゴ」が必要です。

具体的にはシンボルマークと、会社名や屋号などをロゴ化した
ロゴタイプがあります。
とりわけ、ブランド感を高めるのは「シンボルマーク」です。

前回例に挙げた大和ハウスのシンボルマークは
「エンドレスハート」と名付けられており、顧客との絆、
絶えることのない行動、無限に続く成長などを表しています。

企業が持つ価値観、哲学、信念など、深い思考が
たった1つのマークに凝縮されていることが分かります。

「木の家専門メーカー」といったブランド・アイデンティティを
持つ工務店があったとして、シンボルマークに「木」を使った
デザインをあしらうとします。

デザインされたロゴとしてはもちろん成立するのですが、
その方向でブランド感は高まるでしょうか?

ブランドのシンボルとなるロゴは、①唯一性 ②自社の価値感
③企業の哲学・信念 ④その会社らしさ(キャラクター)
⑤理念(経営する目的) 等がこめられている必要があります。

そう考えると、木の家を専門にしているから木のマーク、という考え方は、
上記ロゴに必要な要素をあまり満たすことができないと言えます。

シンボルマークはずばり、「目に見えないものを、目に見えるように
デザインする」ことが重要です。

前述のエンドレスハートもその一例です。
会社の価値観や、哲学、理念といったものは、たいていの場合目に見えません。

しかし、その目に見えない思考が結果的に日々の行動に直結しています。

目に見えない価値観、哲学、理念を「見えるマークにする」ことによって、
自分たちが大切にするべき心構えを、常に直感的に意識できるようになります。

シンボルマークはただのマークではなく、私たち経営に携わる者の心や
気持ちを高揚させるトリガーのようなものなのです。

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