大江です。いつもありがとうございます!
「建築」ブランディングの最終回です。もう一度繰り返したいのは、
「建築会社・工務店の商品は、”家”ではない」ということ。
建築会社の商品は、あくまで住む人の「生活・ライフスタイル」を
プロデュースすることです。
もし、建築会社のみなさんが「家」を売ってお金をもらうとすれば、
施主さんは「家が建てばそれでいい」わけですから、家が建ったから満足!
以上!となるはずです。
でも実際には、施主様は住んでみてどうだったかを
「建ったあとに実感」しています。
家を売る、とはどういうことか。それは「スペック」を売る、ということです。
工法や使う材料、導入する設備や機能など。
つまり、商品1つ1つの説明に重点が置かれている状況です。
現代は、昭和の時代ほどスペックではモノが売れなくなりました。
モノが手に入るだけでは、満足できない時代なんです。
多くの施主様は、自分にピッッッタリとあった「体験」を求めています。
自分なりの生き方、ライフスタイルや趣味、仕事上の都合、家族計画、
親御さんや近所の人との関係性、「もうこんな生活はしたくない」という思いなど。
すべて無形のもので、目には見えません。目に見えない「体験」を
提供してお金を頂くのが、現在の商売の鉄則です。
家のスペックは、あくまで補足的な情報なのです。
前回お伝えしたカウンセリング営業、施主様のお話を徹底的に聞き、
それに合わせて提案する問題解決型のスタイル。まだ試していない方は、
すぐに試してみてください。
今までにカウンセリング要素が薄い会社様なら、劇的に営業成績が変わります。
決して売り込まないこと。
お客様の悩み・課題に寄り添うこと。その向こう側に、
お客様に完全にピッタリ合う「体験」があります。
そして、お客様にピッタリの体験が提供ということは、御社にしかできない、
世界に1つだけの住まいが実現できる、ということなのです。