アイデンティティブランディング

「製法に名前をつける」 質問コーナー3

大江です。いつもありがとうございます!
読者の皆様から寄せられたご質問に回答させていただきます。
(北近畿経済新聞コラム)

Q.
独自性の高い製法の商品で高い評価を得ています。一方、
競合より価格が高く、よく知らない消費者には「高い」
という印象を持たれます。様々な商品が店頭に並ぶ中で、
消費者に「価格の根拠」を示すにはどうするべきでしょうか?
(中丹の食品製造業より)

A.
まず「価格の根拠をどう示すか」という視点から
「商品の価値をどう伝えるか」という視点に切り替えてみましょう。

価格というと原材料費・人件費で考えがちですが、価値で考えると
「顧客の満足度」に着目できます。

その上で今回は、高付加価値食品で実践しやすい、
満足度アップの方法をご紹介します。

それは「製法に名前をつける」という方法です。

○○製法、または○○仕込み、など、どこかで聞いたことがあると思います。
自社独自製法の特徴を表す名前をつけていただき、商品パッケージ、
店頭POP、ホームページ等で発信していきます。

このとき、「ノンフライ製法」のように、単に製造方法を説明する
ネーミングでも一定の効果は見込めます。
しかし今回は説明が目的ではなく「価値をどう伝えるか」が重要です。

そのためには、御社の商品の製造プロセス、商品価値の、
どの部分にフォーカスするかを吟味する必要があります。

その着眼点を探るには、第3者に話して反応をみるのが近道です。
商品の特徴を第3者に口頭で説明したことがあると思いますが、
その中で相手に驚かれたポイント、嬉しいリアクションが
起きたポイントはどこでしょうか。

それが製法名に込めるべき本質です。このポイントが分かれば、
商品の価値を一言で伝えられるようになりますので、
伝達速度が早くなります。そして最後に「それは、
他社製品にはない特徴であるか」という視点でチェックします。
リアクションがとれて、かつ他社にない特徴なら、
独自製法としてうたう価値がぐんと高まります。ぜひ試してみてください。

御社製品がさらに魅力的なブランドとなるようお祈りいたします。

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