アイデンティティブランディング

「1対1でつながる」 質問コーナー6

大江です。いつもありがとうございます!
読者の皆様から寄せられたご質問に回答させていただきます。
(北近畿経済新聞コラム)

Q.
観光客向けに飲食や物販などを手掛けています。
新型コロナの関係で消費者の動向が大きく変化し、
収束後も戻らないと感じています。「コロナ禍」
「アフターコロナ」にはどう対応していくべきでしょうか?
(丹後の飲食・食品製造業の方)

A.
多くの方の関心が集まるテーマですので、数回に分けて
アフターコロナについてお伝えします。

まず大前提として「偶然の商売から必然の商売への転換」が
重要になります。

人が集まる場所に商品を流通させ、通りがかりの人に偶然
買ってもらう戦略ではなく、明確に御社の商品を買うという
目的を持って買ってもらえる戦略です。

そのためには既存顧客と1対1でつながることが重要になります。
例えば、福知山市のAさんが、御社のスタッフBさんのファンである、
といった状況をつくることです。

その第一歩は、まず既存客、これまで買ってくれた人を
徹底的に大切にすること。しかしそれは既存客に割引して販売するとか、
DMで宣伝する、という意味ではありません。
既存客との間にコミュニティを形成するということです。

例えばFacebook等で既存顧客が加入できるグループをつくる、
といった手法が考えられます。

そこで目指すポイントは「御社の商品がもっと楽しくなる、
もっと美味しくなる方法や考え方」を共有すること。

食品であれば、その商品のことをより深く知って食べる・飲むと、
味わいが変わります。
その他、食べ合わせによっても変化しますし、食べる・飲む状況によっても
感じ方は変わるでしょう。

御社の商品の価値が最大になる食べ方・飲み方はどんなものか。
それを既存顧客とのコミュニケーションの中で見出し、共有していくのです。

それを共有する中でだんだんファンが増え、そこにコミュニティが生まれます。
そしてその雰囲気に触れた第3者が、またファンになる。
これがアフターコロナのビジネススタイルの1つです。

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