アイデンティティブランディング

「コンテンツを提供する」 質問コーナー8

大江です。いつもありがとうございます!
読者の皆様から寄せられたご質問に回答させていただきます。
(北近畿経済新聞コラム)

Q.
新型コロナの関係で消費者の動向が大きく変化し、
収束後も戻らないと感じています。「ウィズコロナ」の
時代にどう対応していくべきでしょうか?

A.
前回に引き続き、ウィズコロナでの根本的な対応を
考えていきたいと思います。以前も若干触れましたが、
「コンテンツを提供する」重要性は加速的に高まっています。

ここでいうコンテンツとは「誰かの役に立つ、誰かが喜ぶ情報」です。
ビールを売るなら、どうすればもっとビールを美味しく飲めるか、
何と食べ合わせればいいか、ビールに関する興味深い歴史や逸話など。

整骨院等なら素人が知らない人間の身体の仕組みや、
日頃からできるケアの仕方。宿泊業なら出す食材に関する逸話や、
その地域のディープな楽しみ方など。宣伝を発信する時代ではなく、
誰かに貢献できる情報を発信する時代です。となると、自分の仕事の
「周辺にあるコト」を掘り下げて研究する必要があります。

人の役に立つ情報、人を喜ばせる情報は、そのブランド(事業者)に
ファンを生み出します。こうなると、ビールが飲みたいときに、
身体の調子が気になるときに…ファンになったブランドを
連想するというわけです。

これらの情報を、主にネットを使って発信していきます。
主に文章で伝えたい場合はFacebookやブログ、写真をメインにしたい
場合はInstagram、顧客との1対1のつながりを重視する場合は
LINE@やFacebookグループ、映像で伝えたい場合はYouTube、
オンラインセミナー形式でできそうならzoomなど。

ツールは基本的に自分が得意な方法でかまいません。
もちろん、ネットだけでなく、店舗をお持ちの方なら店頭POPで
コンテンツを伝えたり、手作りのチラシで伝えることも可能です。

ネットを「宣伝ツール」と捉えていると、逆に成果が上がりにくい
時代です。大切なのは見込み顧客との関係づくり。
「○○のことなら、□□さんに聞いてみよう」という図式をいかにつくるかです。

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