アイデンティティブランディング

「付加価値を高める」 質問コーナー16

大江です。いつもありがとうございます!
読者の皆様から寄せられたご質問に回答させていただきます。
(北近畿経済新聞コラム)

Q.
コロナ禍、もしくはコロナ収束後に向けて、どのようにブランディングに
取り組むべきでしょうか?
(中丹の飲食業より)

A.
貴店の個性にもよりますが、大きなポイントをお伝えします。

①付加価値を増大させる:数を売って利益を上げるお店は
今後さらに競争が激化するでしょう。

質重視にシフトし、それに見合った利益をとるのが基本です。
ここでいう「質」とは「顧客満足度」のことです。いい食材、
高い技術を使っていれば、顧客満足度が高まるとは限らないのが、
飲食業の難しいところだと思います。
他の店にはない、新しい体験がある、喜びがある。
その質にこだわることが重要になります。

②コミュニケーションを重視する:主にSNS活用になりますが、
できる限り顧客と1対1でつながり、コミュニケーションすることが重要です。
可能な限り、顧客一人ひとりを見て、好みや価値観を把握するイメージです。

SNS上ではコメント1つ1つに丁寧に回答していきます。
店づくりを顧客と一緒にやっていくようなイメージが最適です。

③強みをさらなる強みに昇華する:強みとなる技術や、
御社独自の方法を掘り下げ、それをさらに磨くといいでしょう。
揚げ物の揚げ方、コーヒーの香り高さ、または店主のトーク力…など、
様々に考えられます。

強みを探る視点は2つあります。まず自分視点でみて、
「うちの店から○○が無くなったら、もしくは○○ができなくなったら、
つぶれる」この○○に入る事はなんでしょうか?次に顧客視点です。

御社のファンである複数のお客様に「他にも飲食店はあるのに、
なぜうちに来てくれるんですか?」と聞いてみてください。

顧客からの視点と、自分からの視点。この2つの共通点が見つかれば、
それが御社の「コアの強み」となります。

このコアの強みをさらに磨き、商品やサービスに反映させていくのが
ブランディングの根本になります。

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