先日、「自分相談」(その人の価値観や本質を掘り下げるセッション)を受けていただきました。その方は、「このような形で自分を掘り下げるということは、やったことが無かった。」とおっしゃっていました。
ここで、具体的な相談内容は書けないので、抽象的な話になりますが、
「自分相談」は、自分を知る相談です。
自分のことがわかっていなかった
普段、自分を掘り下げて知ることを、たいていの方はされていないのではないでしょうか。
今回、自分相談をさせていただいた方も、「自分を知ることが大切。と言っていたけど、自分自身がほんとうに自分のことがわかっていなかった。そのように言っていた自分が恥ずかしい。また、以外だったのは自分自身の殻が固いことだった。」と、おっしゃっていました。また、「もっと若い頃に知っていたら・・・」とも。
その方は、実際には、普段から自分の行いや言動について考えていらっしゃり、改めようとされていました。
なので、自分のことをよくご存知で、見つめていらっしゃったと思います。
病名が分かった時のような感覚
では、今回、なぜ「自分のことをわかっていたなかった。」と、感じられたかというと、表面に出ている現象は自分でもわかるけど、その根本原因みたいなところには至らないからだと思います。
当たり前、無意識、思い込みになっていることが多いので、自分で自分のことは見えなくなります。
そして、表面に出ていることの対処療法では、スッキリとしないし、どこかで無理がかかってきます。
今回のご相談者さんは、病名や原因がわからなかったのが、わかった時のような感覚ですね。ともおっしゃっていました。
自分自身が根本からわかると、自分本来の方向性が見えてきて、道が明るくなります。
まずは、自分を知るための1歩。身近な方に、自分の幼少期を振り返り、好きだったことや、今でも強烈に覚えているできごとなどを話されてみてはいかがでしょう。
(藤原 香織)