大江です。いつもありがとうございます!
何かを上手くいかせようと思うと、自分の行動を変えるしかない。
自分の行動を変えて、「相手に合わせる」という行為を無くして、うまくいくことはない。
「合わせる」という行為を通じて、高い位置でのバランスをとっていけるのが本当の意味で価値がある。
ここでいうバランスをとる、とは、「無難」という意味ではありません。真の目的を達成するという意味です。
合わせる=相手との心理的距離感を見て行動すること
相手に合わせる、というと、ともすると自分の思いを押し殺して、我慢して、相手に合わせる、という意味にとられがちですね。でもそうではなくて、
相手との心理的距離感や状態を見て、自分の思いも含めて最適な行動をする、という意味です。
もともと私は我が道を行くタイプですし、今もそういう部分は残っていますが、、、
このことが分かるまでは、いろんなことが上手くいきませんでした。
中でも、人間関係ですね。
おそらく仕事関係、会社内、恋愛など、全部同じだと思いますが、人間関係がうまくいってない時というのは、
- 自分の思いが強すぎる か、
- 自分の思いが弱すぎる か、
どちらかだと思います。
強すぎると押しつけになるし、弱すぎると気づいてもらえない。
相手との距離感(関係性)を見て、最適なコミュニケーションができる、つまり、高い位置でバランスがとれれば、関係づくりはうまくいくことになります。
たいていの人は、自己満足のためだけに生きられない
大学の頃なんかは、こういうことは分からなくて、とにかく自分というものを強く持つことが一番大事だと思っていました。
それはそれで大事ですが、それはつまり、我が強いということだから、相手との距離感がつかめず、ぶつかり合ったり傷つけ合ったりすることになります。
当時は、自分の道を突き進むこと「だけ」が重要で、まわりなんか気にしてたらダメ、世の中に「合わせる」なんてカッコ悪い、というロック精神「だけ」を思い込もうとしていましたが。
それはそれで1つの生き方だと思うけど、自分を掘り下げていくうちに、分かってきたことがありました。
すごくシンプルです。
自分は、自己満足のために生きているわけじゃなく、誰かに貢献するために生きている。
誰かが、幸せに生きられる人生を歩めるよう、支援するために生きている。
そういうことが分かってきてから、「合わせる」という行為なしにそれを実現することは不可能だと思うようになりました。たぶん、私だけでなく、純粋に自己満足だけに邁進できる人のほうが少ないのだと思います。
信念を貫くのはカッコいい部分もあるけど、それが周りの迷惑になるとすれば、私自身はそういう人生には価値を感じないな、と。
どのくらい熱を加えるかは、見極め次第
野菜でも肉でも、熱しすぎると焦げ焦げになるし、熱が弱すぎると生焼けになったりする。
どのくらいの火加減が一番いいか?はその野菜や肉の状態によります。
物事が上手くいくためには、高い位置でのバランスがとれること。
そのためには、相手(対象)に「合わせる」、または「相手の状態や距離感を見て決める」という行為が不可欠で、そのためには、自分の行動を変えるしかない。
マニュアル化しちゃうと、そういうのが全部ないがしろになってしまう。
どのくらいの火加減で、どのくらいの長さで熱を加えるかは、自分の見極め次第ですね。