アイデンティティブランディング

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物事の問題に着目すると、さらに問題が大きくなる

半身浴はじめました。なかなか良いです。

…今日は、これを踏まえて?思うことをお伝えしたいと思います。
結論は、表題の通りです。

対処療法は、やっぱり一時的

私は仕事柄、コンピュータを使う時間がかなり長いので、宿命的に、肩こりに悩まされています。いろいろと試しましたが、その場限りの改善しかできていませんでした。

その代表例が鎮痛消炎剤です。フェイタスとか、バンテリンとか、ああいったものを塗ると肩こりはかなり楽になります。

ところが、それも当然、一時的なもの。数時間経つと、またコリが気になってきます。そしてさらに、西洋医学的な薬というものは、たいていの場合、副作用があります。どれも、頭では分かっていました。

でも私は、小さいころからアトピー、アレルギー体質で、薬を使う、ということに全く抵抗感が無く育ってしまったので、結構、ドラッグストアのお世話になることが多かったんです。

ということで、薬で解決しようとするクセがありました。でもやはり、一時的なものなんです。

キレイなだけのウェブサイトは、お金と労力の無駄になる

一方、仕事上では、ウェブデザイナーという肩書からスタートし、お客様によって、うまくいく、いかない、ということが分かれることを目の当たりにしました。

うまくいくお客様は、一体何が違うんだろう。どれも、手を抜いているわけではないのに、、、と。

数年経ったころ、その全体像が徐々に見えてきました。いくらきれいなウェブサイトを作成しても、その情報に「価値」がなければ、ビジネスにはつながらない。

また仮にお金を儲けることができたとしても、必ずしも、そこで働く人たちが幸せとは限らない。

そんな中で、経営には「想い」「価値」「社会性」 などが重要だということが分かってきました。
とりわけ、FVA(リーダーシップ・プログラム)の活動の中で「想い」からすべてが始まる、ということを知った時は衝撃でした。

ただ、ウェブサイトをつくるだけでは、解決できない。

元に戻りますが、ただ、薬を使うだけでは、解決できない。 とても似ています。本質的には同じことだと思います。

薬は、ある「部分」の問題しか解決できません。その部分の問題にフォーカスしすぎると、必ず別の問題が浮上してしまう。薬の副作用と似ています。

形だけキレイなウェブサイトをつくっても、お金と労力の無駄です。

問題に着目すると「部分」だけを見てしまう

今回、コロナの状況の中で、「普段の体温を測る」という流れができました。今までは「熱があるかな?」と思うときしか体温計を使わなかったけど、今はそうでないときも測る機会があります。その中で、実は前々からちょっと気にはなっていましたが、自分は平熱が低いことが分かりました。

その他、いろんな経緯があって、自分のコリは、体温が低い=血流が悪い のが原因では?と思うようになりました。肩こりはコンピュータ仕事のせいで、仕事柄しょうがない。そう思って、肩こりだけにフォーカスしていると、気づかない視点です。

こういったことをよくご存知の人からすると、今さら何言ってるの?みたいな感じかもしれません。でも、そういうことを専門にしていない人間からすると、意外と「部分」だけを見てしまいがちなんですよね。

そんなこんなで、体温を上げて、血流をよくするには、半身浴かな?となんとなく思い、はじめました。

結果、肩こりだけでなく、全身のだるさがかなり解消し、かつ「冷え」も少なくなってきました。以前よりも少し、仕事の集中力も続きやすくなりました。

みんなが健康が大事っていう意味が、遅ればせながら、本当の意味で分かってきました。
まだ100%健康体!とまではいきませんが、肩こりではなく「血流」に着目したことで、連鎖していくつかの問題が解消に向かっていることになります。

いろんな物事が、これに似ています。

目的に立ち返る

よく問題が起きる会社は、何か「大元」の問題があって、それに気づかず(もしくは、それを認めたくないか)部分的な問題に対処し続けてしまいます。

対処療法も、時には必要だと思います。
でも、それだけでは全体は良くならない。

私も、お客様をお手伝いする中で、そういった対処にならないよう、問題の本質を見て、「そもそも、何が目的だったっけ?」というところに立ち返るようにしていきたいと思います。

問題の発見は大切ですが、一番大切なのは問題に着目することではなく、目的に着目することですね。 

   (大江 祐介)

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