アイデンティティブランディング

人と人を「混ぜる」 新しい価値を生み出す本質

大江です。いつもありがとうございます!

最近、「混ぜる」ということの偉大さをよく感じています。
混ぜるというのは、ハーモニーであり、グルーヴであり、
コラボであり、協力関係であり、相乗効果であり。

あらゆる意味で「混ぜる」というのは、
新しい可能性を生み出す行為だと思います。

もちろん、何と何を、どのくらいの割合で混ぜるか、が
重要ではありますが。

口内が大騒動になった新しい体験

先日、かるねーじゅ(弊社の藤原の息子2名がやっている飲食店)の、
タカミチ君に、面白いカクテルを飲ませてもらいました。

ニコラシカと呼ばれるカクテルで、
輪切りしたレモンに砂糖をギョウザのように包んだあと、
果肉ごと一気にかじりとり、口の中に含ませる。
その後、グラスに注がれたブランデーを一気に流し込む、
というやつです。

とっても品のある野獣のような味わいです😊
口内大騒動です。

史上最高にウマイです。ぜひ体験を😊

これは、混ぜるというよりは、
口内で「混ざる」という感じですが、
明らかに、レモン、砂糖、ブランデーという「単体」では
体験できない宇宙があります。

そのタカミチ君に、
世界的に注目されているサントリーのウイスキー「響」は、
同じくサントリーの山崎・白州・知多がブレンドされたもの、
と聞きました。(ただし、この3つを単純に混ぜても響にはならないが)

もちろん、シングルモルト(ブレンドしていないウイスキー)が
好きな人もたくさんいらっしゃると思いますが、
ブレンディッドウイスキーには、やはりブレンドならではの
香りの広がりがあります。

異質なものを混ぜて、なおかつハーモニーが生まれたもの

お酒やカクテルはもちろん、
そもそもほとんどの「料理」は「混ぜる」という行為だし、
食べ物だけでなく、
例えば色彩なんかも、ほとんどの色は3原色を混ぜて表現されています。

以前、色彩を授業を受けたとき、
絵の具で少し暗めの赤を表現する際、単純に黒を混ぜるだけではなく、
反対色である緑をほんの少し混ぜることで、独特の深みが生まれることを知りました。
(絵画をされている人にとっては常識なのかもしれませんが)

混ぜる、

厳密にいうと、
「異質なものを混ぜて、なおかつハーモニーが生まれたもの」
というのは、単純なものにはない深みや面白さが
生まれてくるのだと思います。

価値観が違う人も包括できたら前進は大きい

類は友を呼ぶという言葉があります。
同じ「類」の人が集まるのは、居心地がいいし、楽だし、
コミュニケーションが少なくても理解しあえます。
そこに異質な人が入ることは、疲れるし、めんどくさい。
問題もよく起きる。

けど、異質な存在も含めて包括してしまうような、
大きい視点で受け止めることができたら、
それはきっと、大きな発見や前進があるのでしょう・・・
(めんどくさいけど)

同じような価値観だけで固めてしまうと、
いつしか古臭いものになってしまうかもしれないですよね。

そんな意味で、、
今までとはちょっと違う、新しい価値を生み出すことを考えると、
「混ぜる」という行為が重要なのかもしれないな、
とぼんやり考えていました。

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